よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

私はずいぶん強くなったと思う。

今日も、いろんな人から、「あの生徒はしっかり叱っておかないと、あとから大変なことになるよ」と言われた。

 

 

うん。。。。

 

わかってるけど。。。。

 

私は誰も叱りたくない。

 

 

叱って傷つきたくないし、他人の落ち度を叱ることで自分が傷つくなんて、本当に意味不明。

 

 

でも、教員だから叱らないといけない。

 

 

こうして、毎日毎日いっつもいっつも、

 

「お前は弱いやつで指導力がないからもっと強くなれ」

 

と遠回しに言われてくると、なんだかすごくしんどくなってくる。

 

でも私だって、2年前と比べたらずいぶん強くなったと思う。

 

 

ストレスの多い状況をうまく避けられるようになったとも言えるけど。

 

 

時々は逃げることもあるけど、遅刻した生徒を叱ったり、提出物を出さない生徒を叱ったりした。   

 

 

今までだったら怖くて言えなかったような生徒にも、少しずつ言えるようになったと思う。

 

まだまだ足りないのかなあ。

 

 でも、結構私だって頑張ってるんだけどなあ。

 

たぶん、私は教室を荒らすタイプの教員だと思う。

 

でも、それでも、少しずつ少しずつ人を叱ることができるようになってきたのだ。

 

だれもわかってくれないけど。

 

みんな、あまりにもできて当たり前のことだと思ってるから、私が叱ることごできても「やっと人並み、やっと最低ライン」くらいしか思ってくれない。

 

 

私としては、200点くらいなんだけど。

 勇気出して踏み込んで行動してるんだから、200点くらいだと思うんだけど。

 

 

だから、今日は自分を褒めてあげることにした。

 

 

私はよく頑張ってる。

 

逃げずに、1日1日トライしてる。

 

この学校に来てから、2年半。

 

あっと言う間なんて思ったこと、一度もない。

 

あるとすれば、休職期間の5ヶ月間だけ。

 

 

残りの日は、1日1日の苦しみも不安も辛さもきっちり1日ぶん味わってきた。

 

 

あっと言う間なんて、思えない。

 

24時間分のウェイトを感じてる。

 

濃密な時間だった、とか、勉強になった、とか、いろんな言い方ができるけど、私は「何かのツケを払った」という意識の方が強い。

 

 

これまでよい子で真面目に生きてきたツケを払っているのだ。

 

 

よい子で真面目で誰にも文句言われずに、堂々と世の中を生きてきたツケを。

 

 

だれともぶつかり合わず、(よい子にしてたらぶつかる必要もないし、ぶつかっても大概私が正しいから)みんなから褒められてきて甘やかされたツケを払っているのだ。

 

 あといくらぶんあるのかな。

 

 

今日のいいこと

①部活で前回遅刻した部員を叱ったが、今日はみんな時間を守れていた。

 

②いつも反発する生徒が、今日の練習ではいい振り返りをして、感想を述べていた

 

③部員がよく頑張っていた

 

④出張で部活が1日なくなった

 

⑤仕事午前で終わって、これから好きなことできる

 

⑥同僚の先生が優しかった

 

⑦バスでうとうとして気持ちよかった

 

⑧今日彼氏に会える

 

⑨パン屋さんからすごくいい匂いがした

 

⑩セミの声が大きくて、夏だなあと思った

今日のいいこと

①飲み会のご飯がおいしかった。

 

②生徒が思ったより素直だった

 

③飲み会でおじさん先生がおもしろかった

 

④飲み会で初任の先生と少し話ができた

 

⑤めんどうくさい仕事のアポ取りができた

 

⑥二学期からの授業準備が少しできた

 

⑦ペディキュアを塗った。たまにはおしゃれしたい。

 

⑧彼氏が朝優しかった。

 

⑨明日から夏休み

 

⑩肌の調子が少しよくなった。

 

 

今日はしんどいことと思ってたことが、意外にしんどくなかった。

 

たぶん、そのツケはどこかで払わなければならない。

 

ラクをしたぶん、明日か明後日にツケを払わなければならない。

 

怖いなあ。

 

遊びの時間、空白の時間が必要

生徒に今日はひどい叱り方をした。

 

あえて、嫌な思いを相手がするような、ねちねちした怒り方。

 

 

最近、心に余裕がない。

 

 

たぶん、人を育てたり、誰かを見守ったりと、教育するには教員の心のゆとりがなければ成り立たないのだと思う。

 

 

 

自分の思い通りにならないことに、いちいち腹が立って、自分に従わせようとしてしまう。

 

 

時々、そんな自分がコントロールできなくなる。

 

 

とことん、痛めつけたくなる時がある。

 

 

そういうとき、心の余裕が足りてないと思う。

 

 

今日は飲み会で、私の好きな豪快なおじさん先生が、ニコニコしながら生徒指導について語っていた。

 

 

「全然思い通りにならないんだよー!!

本当にやってらんないよな!

でも、それが面白いよな!!」

 

と、ニコニコしながら言っていた。

 

 

その先生は、いつも心に遊びがある。

 

いつも冗談を言っている。

  

子どもは、成長過程にあるのだから、できないことはできるように待ってあげないといけないのに、学校は失敗する場所なのに、

 

学校そのものに時間がなく、余裕がないために、締め切りに合わせて生徒を操作しようとしてしまう。

 

失敗させて学ばせることを、効率が悪くて面倒なことだと教員も思ってしまう。

 

 

失敗して、予定が狂うことを教員が嫌がる。

 

 

だから、予定に間に合わせるために、つじつまを合わせるために、生徒の先回りをして、お膳立てして、そのレールに乗せてしまう。

 

 

だってそうしないと、受験や行事や就職の過密スケジュールをこなすことはできないからだ。

 

 

じゃあ生徒が、自由な学校を望んでいるかというと、そうでもないような気がする。

 

 

 

せっついて、急かして、叱って、勉強を無理やりさせられることを求めているように見える。

 

 

だって自分で勉強したければ、私立でスクーリングだけすれば、在宅で勉強できる学校なんていくらでもあるからだ。

 

 

ネットで情報もあふれている。

学校なんて、いつなくなってもおかしくない。

 

 

なのに、みんな全日制で毎日学校に通って制服を着る。

 

 

それは、やっぱり生徒本人が求めているからなのだ。

 

 

自分で自分のことを決定したり、自分の好きな服を自分で選んで着たり、そんな自分の選択がめんどうくさいのだと思うし、自信もないのだろうし、誰かにいろんなことを決めてもらって、自分で決断することから逃げて、学校にいろいろ決めてもらうのが結局ラクなんだとわかっているからだと思う。

 

 

話がずれたけど、まあ、私は今心の余裕がない。

 

 

早く、生徒本人が失敗から学ぶことを許せるくらい、心の余裕がほしい。

 

 

そういう学校に異動したい。

 

 

今考えているのは、特別支援学校である。

 

もっと時間のゆとりがあると聞いたし、生徒本人によりそった教育ができるだろう。

 

 

 

 

いいことだけ日記

①いつも部日誌を書かない部員がきちんと書いてきた

 

②嫌いな先生とちょっと談笑した

 

③6時に退勤できた

 

④部活の部長が礼儀正しかった

 

⑤たまってた事務仕事を片付け、かつめんどうくさいアポイントメントをとって仕事をすすめた

 

⑥午前中授業だけで、私の授業はなかったのですごくラクできた。

 

⑦昼ごはんに食べたパンがおいしかった

 

⑧彼氏が仕事早く終わったので、一緒に生姜焼きを家で食べた

 

⑨料理した勢いで洗濯もできた

 

⑩保護者への電話を、めんどうくさがらずにできた

 

 

アドラーは、幸福は全て人間関係によるものだって言ってたな。

 

だから、いいこと日記のほとんどは人間関係のことだ。

 

部活の部員を見ていて、傷つくこともある。がっかりすることもある。

 

生徒に叱ったとき、次の日に何も行動が変わっていなくて、徒労感ばかりが残る日もある。

 

 

でも、そこからオセロの白が黒に変わるみたいに、バーーーッとものごとが変わる瞬間もある。

 

自分の思いが、気持ちが生徒に伝わったとかじゃないと思うけど、

とりあえず生徒と意思疎通できたなって思える日もある。

 

 

だけど、それは次の日になると、当たり前みたいに裏切られて、また0からのスタートになる。

 

 

人生、そんなものなのか。

 

 

私が、視野が狭いのかな。

 

目の前の嫌なことで頭がいっぱいになりすぎてるのかな。

 

 

そういや、去年イライライライラしてた部活のできごとも、3年生が引退してから、もう思い出せなくなった。

 

 

嫌なこと、いっぱいあったけど、遠く離れれば忘れてしまう。

 

 

もっと言えば、たぶん教室で出会わなければ、教員と生徒でなければ、きっとケンカもしなかったし、相手の生き方を認められたこともあったように思う。

 

 

早く卒業しないかな。

 

みんな、みんなただ過ぎ去ってしまえばいいのにな。

不安の塊 三連休も毎日部活の夢を見た

三連休がおわった。

 

土曜は部活だったけど、半日で終わって、そこから私の二連休半が始まる予定だった。

 

 

楽しみに、楽しみにしてた連休。

 

 

2日間も純粋な休みがあるのは、もう何週間ぶりだろう。

 

たくさん楽しんでやろうと、彼氏と一緒にいろんなところにでかけて、お泊まりもして、ご飯も食べて、幸せな時間を過ごした。。。

 

 

はずだったんですが。

 

 

土曜の部活中に、部員の気の強い女子と少し雰囲気が悪くなった。

 

言い合い、ってほどではないが、

「それ意味あるんですか?」

「もう帰っていいんですか?」

などなど、こっちがイラっとしたり、ムッとすることを言ってくる。

 

 

私も競技に詳しくないために、変にアドバイスなんかしようとするから、信頼がなくなっているのかもしれない。

 

 

もはや道具のしまい方とか、学校のルールとか、そんなことに関しての注意すら、受け付けようとしない。

 

 

これから大会もある。

 

山のように部員と対立するシーンが出てくる。

 

 

はあ。。。。

 

 

部員に言われたことがすごく気になって、これから先の部活運営にも自信がなくなって、

 

連休中はずっとずっとずーーーーっと部活のことしか考えられなかった。

 

 

うまくいっていたと思ったのに。

 

私なりに、努力しているのに。

 

どうしてわかってもらえないんだろう。

 

こんなことなら、最初から部活運営にやる気なんか出さなければよかった。

 

 

部員に言われたことをぐちぐち考えるループから抜け出せず、しまいには今後起こるであろう対立シーンまで具体的に想像し、予想し、イメージし、脳に嫌な出来事を、起こったことも、起こってないことも、まぜこぜに刷り込んで、アドラーとか勇気とか、そんな気持ちが全部吹っ飛ぶような連休だった。

 

 

毎日部活のことを夢に見て、驚いて飛び起きる。

 

 

なんか。。。

 

 

どうしたら私は平和に過ごすことができるんだろう。

 

 

どうして、こういう細かないさかいに慣れることができないのだろう。

 

 

どうして、いつまでたっても年下や後輩が苦手なのだろう。

 

 

なぜ、うまく叱らないのだろう。

 

 

絶望の夏休みが始まる。

 

毎日4時間、部活がある。

 

大会もある。

 

それごとに、生徒を叱りつけ、傷つかないといけないのだろうか。

 

なんか。。。

 

なんか、私甘えてるのかな。

 

30にもなって、ささいなことで傷ついて。

 

これってダメなことなのかな。

 

みんな、どうやって大人になっていってるんだろ。

 

 

今までよい子にしてたし、私が私自身のことで怒られたりすることなんて無かった。

 

 

今は、私とは関係ない、自分のこと以外で嫌な気持ちになっている。

 

 

担当の生徒が言うことを聞かない、担当の部活の生徒がルールをやぶる、同じチームの教員の仕事が遅い。。。。

 

 

 

自分自身と直接関係のないところで、私の責任になっていく。

 

自分のことで精一杯だよ、もう。

 

 

 

③相手を尊敬する 交友のタスク

今日、部活で1つ意識したこと。

 

それは交友のタスクでもって、生徒を信頼することです。

 

「嫌われる勇気」の続編の「幸せになる勇気」も昨日買いました。

 

なんと、青年は教師になったのですね!

 

なんだか、本当に青年が自分のようで、とっても愛おしくなりました。

 

そして、青年が感じる疑問が、まさに私が学校現場で感じているものそのもので、本当に驚きました。

 

やっぱり2巻セットじゃないとダメですね。

 

生徒を叱ってはならない、褒めてもいけない。

 

この実践がたいそう難しいのです。

結局はよくしかり、よく褒める教育の方が生徒は従うし、指導しやすい。

 

それに、生徒自身もそう教育されることを望んでいるような気さえします。

 

 

叱らない、かつ褒めない教育は、どうしても教員が舐められる。

 

どうすればいいのか。

 

それが青年の問いでした。

 

その答えが、

「相手を信頼すること。尊敬すること」だったのでした。

 

無条件に生徒自身を受け入れ、生徒が興味を持っているものに自分も参加してみる。

 

そうして、生徒に共感していく。  

 

教員に必要なのは、子どもが自立するのを手伝うことで、叱らない、褒めない教育をするためには、まず生徒本人を信頼し、尊敬する。

 

 

だから、部活でそれを今日は実践しました。

 

 

まあ、叱りましたけど。。。

 

 

いきなりアドラーを実践するのはかなり難しいので、慣れるまでは折衷していこうと思います。

 

 

いけないことをすれば叱る。約束を破れば叱る。

 

けれど、部活のメニューなど、本人たちのやりたいこと、してみたいことはなるべく自分たちで考えさせ、決めさせる。

 

 

こちらからは最低限、やるべきメニューを示す。

 

 

少しくらい滞っても、自分たちで考え、決めさせる。

 

 

とりあえずはそれでもいいのかも。

 

 

まずは、相手を無条件に受け入れる。

 

嫌われても、それは私のタスクではない。

 

そして、教育の目標は自立である。

 

 

これがとりあえず、私の中で意識すること。