よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

失恋のよい子

よい子を続けて29年。

こんにちは。せかい工房です。

高校教員をしていますが、

適応障害のため休職して

実家に帰省しています。

4月から復職の予定です。



先月、より職場に近いところへ

引っ越しました。

これまで通勤が電車、バスで

1時間半以上かかっていたのが

30分くらいになります。



その引っ越しのために、

荷物整理をしていたら出てきました。



以前、結婚を約束していた人から

もらった指輪。



あまりこれまで

失恋しても引きずることのなかった私。



でも、この指輪をくれた人は

私の中でも特別な人でした。



その人は、

発展途上国の人のために

海外で活躍することを夢見る人でした。

日々勉強し、

粘り強く目標に取り組み、

有言実行するその姿は

とても素晴らしかったです。

ただ、

よく海外に行くことが多く

日本で仕事をする私には

辛いときにそばにいてくれなくて

すごく寂しい思いをすることもあり、

お別れしました。




ただ、もらった指輪は

ずっと捨てることもできず、

ましてや売ることもできず、

お別れしてからも

3回の引越し全てにお供をさせて

部屋の片隅に置いてありました。




彼と別れてから

何人かお付き合いした人もいましたが、

この病休、休職のタイミングで

お別れに至りました。





その後、

指輪をくれた彼にどうしても会いたくて

復縁のメールをしました。




「やっぱり、

私の気持ちをわかってくれて

優しくしてくれるのは

あなただけだった、

もとに戻りたい」、と。



答えは、こうでした。

「自分は海外で仕事をしたい。

あなたが辛いときに、

そばで支えてあげることはできない。

気持ちは嬉しいけど、

やっぱりもとには戻れない。」




このメールを受け取ったあと、

私はどうしても納得できなくて

復縁サイトを見まくりました。



大方のサイトに共通しているのは、

「復縁はまず成功しない」

というもの。

そして、復縁が成功するのは

「相手から連絡があったとき」

に限られること。



つまり、自分からは何もするな、

追えば追うほど逃げていく、

できるのは待つことだけ、

ということです。




ただ、あるページに載っていた

こんな内容に強く心を打たれました。


「復縁したいと思う相手が、

自分の初恋の人や、

結婚するはずだった人など、

自分の人生史における

キーパーソンであった場合は要注意。

復縁したいという想いは

相手への愛情ではなく、

自分史への執着であることが多い。



その人は、

本当に復縁したい人なのですか?

その想いは、

本当に愛情なのですか?

人生史への執着ではありませんか?」




指輪をくれた彼は、

内向的な私と違って

英語で外国人とコミュニケーションをとり

嫌なことがあっても

投げださずに仕事をこなし、

着実に自分で人生を歩む人でした。



一緒にいると、

自分のコンプレックスまで中和されて、

まるで彼のように

自分も海外で

大きく活躍できる人になれる

気がしました。



私が彼と復縁したいのは

彼の応援をしたいからではなく、

自分のコンプレックスを

ごまかすためなのではないか。



これまで私が歩んできた

無難なよい子の人生を

彼が大きく変えてくれるような気がして

それで復縁したかったのではないか。




適応障害になって、

思ってたよりもずっと弱かった自分。

彼と復縁し、

うまくいけば結婚することで

自分の弱さをごまかして

人生を逆転できたつもりに

なっていたのではないか。




それに気づいたとき、

モヤモヤした思いが 
 
胸の奥の方に沈んでいくような

やっと別れを納得できたような

気がしました。




そして、

その次の日

彼からもらった指輪も、

アクセサリーも、

全部売りました。




おしゃれに興味のない彼が、

一生懸命選んでくれた

アクセサリー。




貴金属買取のスタッフの方に

指輪を渡すとき、



「これ、結婚するはずだったんですけど

別れたので、もうつけられないんです」



と言いました。



スタッフのおじさんは、

「君はまだ若い。

これから大切な出会いがいくつもある。」


そう言って

紙パックのジュースをくれました。




手元に残ったお金は、

発展途上国の支援団体に

全額寄付しました。




自分の一歩は、

自分で歩かなければいけない。

代わりに彼氏に

歩いてもらうことほできない。



これからも、

友だちや家族に支えられて、

地道に歩むことが

私のやるべきことなんだと

今は思っています。




というわけで、

今回は

珍しく恋愛の話でした。




さらばだよい子。また明日。