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よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

部活を断りきれなかったよい子

よい子を続けて29年。

こんにちは。せかい工房です。

高校教員ですが、適応障害

半年休職し、4月から復帰しました。




先日からの部活問題ですが、

これまで主顧問でがんばってくれた 先生が

もうこの陸上部をもちたくない、

生徒との関係性もよくない、

もう限界だということ、

そして、他の誰も

問題の陸上部をもちたがらないという

恐るべき事態になりました。





私は昨年も副顧問で

同じ陸上部にいましたが、

主顧問の先生のつらそうなこと。 

とにかく部員同士の仲がわるい。

土日に時間を割いても、

生徒がこんなにやる気がなけりゃ

やってられない、

練習中、見ているだけで
 
胸が苦しくなるような

そんな部活でした。


その空気にあてられて、

いつしか私も

なしくずし的に

部活を見に行かなくなりました。





しかし、主顧問の先生は

今年はもう無理だと言っている。

とにかく誰かは

主顧問として登録しないといけない、



というわけで



陸上部の副顧問となった先生全員で

ミーティングをしました。




誰が主顧問をやるのか。




1人ずつ、

家庭環境やら体調やら、

分掌長やら主席やらで

「いかに自分は忙しくて

主顧問ができないのか」を

アピールする場となりました。




私は、何も言えない。


休職していたのは、

みんなが知っている。




だから、さすがに私に
 
直接やれとは言わない。




ただ、現実的に見ていて、

独身、転勤2年目、教諭、

教員経験6年目、

昨年は陸上部副顧問、

これだけ条件がそろっていれば



「本当ならお前がやるはずだろ?」



という

みんなの心の声が

わんわん胸にひびいてきて、  

なんともいたたまれない会議でした。



そして、

なんとその会議に出られなかった

初任の先生に任されることに

会議は進んでいった。




初めてこの学校に勤める人に

みんなが嫌がる仕事を押し付ける。



そんな人には、

なりたくないってずっと思ってた。

でも、私には何も言えない。

副顧問なのに

去年全然部活に行かなかったことも、

休職したことも、

私が悪いのだから。

何も言う権利がない。





いつもの自分なら、

ここで「じゃあ私やります」って

よい子のふりして言ってしまう。


だから、必死にがんばった。

今年は

仕事を断るんだ、

よい子のふりしないんだ、

できないことを

できるふりして引き受けないんだ、


何度も何度も

心の中で繰り返した。





でも、やっぱり無理だった。





「私を主顧問にしてください。

新しい先生だけでは、
 
この陸上部はつらいと思います。

せめて、私と初任の先生の
 
2人をメインにしてもらえませんか。」





会議は一瞬とまった。




そして、

すぐに

いやいや、

あなたは体調が悪かったんだから

それは無理だよ、と

みんなが言ってくれた。




結局、

主顧問の先生に全てを任せるのでなく、

副顧問も全員で仕事を分担して

主顧問にばかり

負担がいかないように
 
全員が覚悟を決める、

という方向で




主顧問は初任の先生になった。





帰り道、

私は自転車をこぎながら

何度も言い聞かせた。


お母さんのメールにあった言葉。




ゆっくり、ゆっくりやる。

今年はゆっくりやっていく。

ゆっくり、

ゆっくり、

意識してゆっくりやるんだ。





一体、

私は何人の人たちに

負担を押し付けて生きてるんだろう。





新しく来た

何も知らない先生に

嫌なことを押し付けて、

リスクも責任もとらない  

そんな先生になってしまった。





まだ、水曜日なのか。。。。


今日は頭痛がすごい。




今日はやっぱり

よい子になってしまった。

まわりの期待に応えようと、

自分さえ我慢すれば

この場は何とかなると

なぜか変な自己犠牲をして

結局潰れてしまうよい子に。



やれやれ。


さよならよい子。また明日。