よい子のやめ方〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

掃除ができない生徒、叱れない教員

よい子を続けて29年。

こんにちは。せかい工房です。

高校教員ですが、適応障害

半年休職し、4月から復帰しました。



副担として、クラス運営に

ちょっぴり関わっています。


副担の仕事は、基本的に
 
担任の先生の補佐なんですが、

うちぐらいの高校(偏差値40くらい)は

担任と一緒にホームルームに入り、

一緒にクラス運営に携わる必要があります。

正直、この心理的、事務的負担は

担任1人で抱え込めるものではない。




うちの学校は

副担が授業後の掃除の監督をします。



4月も終わり頃、

生徒たちは緊張疲れと気温の変化で

イライラのたまりどきです。


今日の掃除では、

うちのクラスの女子が

ぎゃーぎゃー文句を言っていました。


「今年の担任と本当に気が合わない。

もう掃除なんかしたくない。

前の担任がよかった。」


と言って、

掃除をサボろうとします。


まあまあとなだめながら、

掃除を手伝う私。



手伝うっていうか、

ほとんど動いてるのは私だけ。


その女子は

ほうきを持ちながら

友達のケータイを覗き込み、

タラタラタラタラ

ごみをはいていました。



あー今日は出張があるから

さっさと掃除を終わらせたい。


でも、こんなやつを手伝うのもシャクだ。


生徒のためにがんばってる

担任の悪口を

横で聞いているのもムナクソ悪い。




私も次第にいらいら。



最後、ごみを捨てにいく段階で

「さあ、これ最後に捨ててきて」

と袋を渡すと、

「はあ!?

そんなん掃除に含まれてないし!」

と半笑で走って逃げていく。


それを追いかける私。



本当なら、

手っ取り早く自分で捨てたい。



でも一度ここで甘えを見せると、

あいつは絶対舐めてかかってくる。




そう思って、

ごみ袋の押し付け合いと

鬼ごっこが始まった。




こういうとき、

私はいつも負ける。



まず、鬼ごっこに持ち込まれた時点で

これは負けなのだ。



こいつは、

どうせ諦めるだろうと

舐められているのだから。




結局、

出張に行かないといけないと

本人に説明して

一瞬の隙をついて

ゴミ袋をもたせた。




そのまま走り去ったが、

私の後ろでは

その女子が廊下のゴミ箱に

持たされたゴミ袋をそのまま

無理やり投げ込んで、

大笑いしている声が聞こえた。




出張から帰って、

学校に戻ると、

手渡したゴミ袋は

廊下にそのまま捨てられていた。




こいつらは、

掃除1つできない。


ゴミ袋1つ

捨てることができない。




人を傷つける言葉は

どれだけでも言えるのに、

ゴミを捨てることもできない。



時々、

こいつらは人類の

負の遺産だな、と思う。




いいところはあるんだろうけど、

もう私には見つけてあげられない。




もちろん、

1番悪いのは

きちんと叱れない私なのだ。



17、18の小娘に

ゴミ捨てさえさせられない、

注意して嫌われたらどうしよう、

注意して悪口言われたら嫌だな、と

躊躇して愛想笑いてしか叱れない

ヘタレの私なのだと思う。







お世話になった、

先輩教員の言葉がよぎる。




「舐められていい。

自分でないキャラクターを演じることは

できないのだから、

あなたはあなたらしく

やればいいから。


あの子達は、

一回言ったってできないんだよ。

長〜く見守る気持ちでやればいい。」






担任ががんばって

体張って注意してる横で


愛想笑いでごまかしている副担は

ほんとに

戦力外の人材だなあと

もやもやした今日でした。




ほんとにあいつら、

これから自分の愚かさに気づかずに

大人になっていくんだろうか。

やれやれ。




あー早くよい子やめたい!



ではではまた明日。