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よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

苦手なことにチャレンジして成長する、という思考の間違い

働くことについて

こんにちは。せかい工房です。

 

やっと涼しくなってきたおかげで、

 

授業をしていても

 

気持ちが落ち着くことが多くなってきました。

 

やっぱり、暑すぎるとか寒すぎるとか

 

体への負担が、昔よりも心に影響しているのだと思います。

 

 

高校生は今、就職活動の真っ只中です。

 

面接練習、履歴書記入と

 

指導されるのもするのも

 

お互いうんざりする毎日を送っています。

 

 

 

ある生徒が、こんなことを言いました。

 

「私、人と話すのが苦手だから

 

それを克服するために販売職にいきたい」

 

 

真面目な女の子が、こう言うのです。

 

私はすぐに否定しました。

 

あなたは話すことは得意ではないけれど、

 

宿題はしっかり出すし遅刻もしない。

 

あえて苦手な販売に行かなくても、

 

あなたの縁の下の力持ちとしての良さを

 

もっと活かせる職についたらどうだろうか。

 

 

 

彼女は頑として首を縦にはふらず、

 

販売職を希望するのだと主張しました。

 

 

 

「苦手なことだから、克服したい。

 

厳しい環境で成長したい。」

 

 

なんだか、昔の自分を見ているようで

 

私は胸がいっぱいになりました。

 

 

苦しいことを耐えて頑張ることは

 

時には必要なことです。

 

何かしら、できなかったことが

 

できるようになることもあるでしょう。

 

しかし、

 

その伸び率はどうでしょうか。

 

あなたが自分の嫌なことを我慢して

 

頑張って頑張って

 

「できるようになったこと」は、

 

あなたか好きで得意で

 

努力しているという意識さえない分野で

 

知らず知らずのうちに身についていることと比べると、

 

きっと驚くほど小さいことだと思う。

 

 

 

 

嫌いなことを耐え忍ぶ

 

イコール

 

成長

 

ではありません。

 

苦手なことを克服するには

 

コストがかかるすぎるし

 

リターンは少なすぎる。

 

 

 

どうして、

 

我慢したぶんだけ良いことがあるような

 

そんな考え方が自然になっているのだろう。

 

本当に学校教育の弊害だと思う。

 

 

 

 

その女子生徒のことを友人に伝えると、

 

「うーん、苦手なことを

 

克服したいって気持ちは大事だし、

 

何より、

 

彼女は変わりたいと思ってるんじゃないかな」

 

と言いました。

 

 

 

 

そうか。

 

あの子は、人と話すのが苦手な自分を

 

変えたいと思っているのか。

 

 

納得はしたけれど、

 

それでも、

 

やっぱり彼女が自分らしく

 

しっくりする場所で働いてほしいと思う。