よい子のやめ方〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

前に進まないと倒れてしまう

こんにちは。せかい工房です。

 

祝日、台風による休校と休みの続いた先週とは一転して、

5日間みっちり普通授業の日々+突発的な家庭訪問と長々続く懇談、出張。。。

 

これから電車に乗るところですが、変な頭痛が止まりません。

頭痛い。。。

 

私は昨年病休をとり、休職までしているため1週間の授業コマ数は他の教員と比べとても少ないです。

 

 

それなのに、授業準備が追いつかない。

 

自転車操業って、まさにこれか。。。

というかんじです。

 

一コマ分の授業に、最低でも3時間かかる。最後は話の組み立てや余談の内容まで集中して考えるために、連続で50分まとまった時間が必要になる。

 

 

職員室はいつもさわがしい。

 

教員同士のおしゃべり、小さなミーティング、質問にくる生徒、保護者からの電話。。。

 

みんなこんなところでよく考えたり勉強したりできるなと、感心しつつも半ば呆れてしまう。

 

そのあと、うるさい中でも集中できない自分が1番器が小さいのだと気づく。

 

 

授業の準備に精一杯になっていると、生徒からの質問や、教員同士の雑談や、楽しいおしゃべりなど、そんなものまで全部私の時間を奪うものに見えてくる。

 

 

余裕がない。全然。

 

 

私を気遣ってくれる言葉も、

やさしい生徒の声も、

保護者のSOSも、

聞こえないふりをしてしまう。

 

 

こうやって準備した授業だって、ただの50分の使い捨てだ。

 

 

誰の心にも届かない、しょうもないことを話して、あとには残らないものになってしまう。

 

 

ただただ、自分と生徒の時間とか体力とかを消費しているだけな気がする。

 

 

 

それでも、それでも明日は来て

明日の授業を作るのは私で

私の代わりにそれをしてくれる人はいなくて

1週間が過ぎていく。

 

 

時間なんて、勝手に過ぎればいいのになあ。

授業をしないと、1週間が終わらない。

 

 

昔のマリオのゲームを思い出す。

 

ゲームの中では、背景がどんどん勝手にすすんで動いて、追いかけてくる。

うっかりすると土管やブロックの隙間に入ってしまい、背景に追いつかれて、隙間に挟まれて死んでしまう。

 

 

私は今、必死に障害物を飛び越えて、

目の前の敵を倒して、ブロックの隙間に落ちても這い上がって

背景に追いつかれないように、必死に走り続けている。

 

 

 

授業作りは、そもそもとてもクリエイティブな作業だ。

生徒の実態を把握して、興味を持たせ、自分の伝えたいことをいかに主体的に理解してもらうか、あの手この手を考えて授業を構築する。

 

 

 

昔の私は、そうやって授業を作ってきた。

 

 

今は。。。

今はただただ、「処理」している気がする。

 

プリントを作り、印刷して、50分だらだら話す。

 

 

ただの作業をしているみたい。

 

 

 

それでも、立ち止まると背景に追いつかれてしまうから、今日も走り続ける。