よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

〜コマ切れの時間に慣れる。残業は19:30まで〜 よい子のやめ方

こんにちは。せかい工房です。

 

一緒に働いている講師のA先生。

適応障害になって休職したときに、私の代わりに非常勤で入ってくれた人です。

今年からは、常勤でうちの学校に来ています。

 

 

テストが終わったばかりでみんなやる気がないときに、パチパチパソコンで彼は何やらプリントを作っている。

 

 

「2学期の期末までの授業作り終わりました。

 

ぼくね、コツコツやらないとダメなんですよ。

 

コツコツやることの大切さ、社会人になって学びましたね。」

 

 

 

若いのに、なんと素晴らしい人だろう。。。

 

 

私はといえば、テスト返しのあとに余るであろう中途半端な30分くらいの授業に何をすればいいか

あたふたして教材を準備しているところだった。

 

 

コツコツ、かあ。

 

コツコツ授業準備するって難しい。

 

授業なんてこだわって作り出したら結局一コマ分に3日も4日もかけてしまう。

単元によっては生徒の反応はよかったり悪かったりする。

反応が悪いと思われる単元では、できるだけ面白い話を用意したり、

生徒の身近で笑えるネタを集めてそこから授業内容につなげられるようにしている。

 

 

そんなことしてたら、ギリギリまで、時間いっぱいまで使って準備をするはめになり、

授業前日の夜の8時半くらいに、プリントの一部を修正テープで直したり、

図をわかりやすくするために図の濃さを調整してコピーし直したりと、

ばったばたで印刷室で汗をかくはめになる。

 

 

 

でも、これは本当に心臓に悪い。

 

 

今年はまだましだけれど、去年は当日の朝まで印刷室でバタバタしてた。

授業直前まで何かしていて、休まるときもなかった。

 

 

今から思えば、準備にこだわりすぎていたのもあるし、諦めないといけないところもあったのだろう。

 

でも、授業してたらわかると思うけど、

ここまでが大事ポイントで、ここからはないがしろにしても大丈夫ポイントだよ、なんて誰も教えてくれないし、

大事なこととそうでないことは密接につなかっている。

 

つまり、大事な範囲なり、要素なり、何かをごっそり捨てる覚悟でないと授業は作れないのだ。

 

 

そして、授業準備には時間がかかる。

 

それも、まとまった時間が。

 

廊下では生徒がぎゃあぎゃあ叫んでいる。それも、頭が悪いやつほどうるさいのだ。

目の前では、延々と先生たちがおしゃべりしている。

そうこうしていると生徒がやってきて、

「せんせー、このノート、〇〇先生の机においといて」

「〇〇先生いらっしゃいますか?部活の話し合いで呼びにきました。」

とかなんとか言って職員室に入ってくる。

 

 

集中なんてできない、

コマ切れ時間の活用なんかできない。

 

 

 

と、思っていた。

 

 

しかし

まとまった時間など、7時をすぎなければ、少なくとも6時半にならなければ作れない。

 

コマ切れ時間で授業準備しなければ、持ち帰るしかない。

 

重たい資料集、問題集、教科書、ノートを丸々一式持ち帰る。

 

「明日やる分のところだけ、コピーか写メとってもって帰ればいいじゃないですか。」

と人は言う。

 

でも、明日やる範囲のことがらが、この先、もしくはこれまでの学習内容とどんなふうに絡んでくるかによって、

単語の取り扱い方の大切さが変わってくる。

黄色のチョークで書く重要語句なのか、白チョークで書く普通の単語なのか。

 

だから、「明日やる範囲分だけ」の教科書、資料集、問題集では頼りなさ過ぎるのだ。

 

しかも参考書や問題集は教科書、資料集と言うことがちょっとずつ違っていて、ネットで調べたり、用語集で調べたりして

言わんとすることの最大公約数を取らなければいけない。

 

 

 

家に大量の荷物を持って帰って、また朝それを担いでいき、早朝の印刷室でバタバタと印刷する。

 

 

そんなことやってたおかげで、去年は体をこわした。

 

 

そこで、講師のA先生を見習って考えた。

 

 

とにかく、家での持ち帰り仕事は絶対にしない。どうせやらないし、荷物は増えるし、何もいいことがない。

 

学校で終わらせるなら、時間は限られている。

 

まとまり時間もほしいが、とにかくコマ切れ時間で準備をするしかない。

 

 

そして、コマ切れ時間を使って、少しのまとまり時間を合わせて、19時半までは準備する。

 

 

逆にいうと、その時間内でできるだけのクォリティしかやらない。

 

授業のクォリティを落とすこと。

 

もっと言うと、教科書をなぞるだけの授業を最低点として、それ以下にはならないように気をつける。

 

時間がなければ教科書をなぞるだけの一斉講義だけのなんもおもしろくもない無味乾燥の授業でいくしかない。

 

 

試行錯誤して考えた、私の割り切り方。

 

 

とりあえずは、コマ切れ時間でやるしかない。コマ切れ時間で、コツコツやっていくのだ。

 

これは、時間があればあるだけ使ってしまう自分、完璧を求めすぎてしまう自分にとって、

線を引くための決まりである。

 

 

時間の制限と、最低限の授業のクォリティ。

 

 

優先するのは、とにかく睡眠時間。

 

 

 

コマ切れ時間で準備なんてむり!

教科書なぞるだけの授業なんていや!

 

 

そう思ってきたけど、思い込んでるだけかもしれない。

 

コマ切れ時間でだって、ある程度は準備できるかもしれないし、

クォリティが低くたって、毎日そうなわけではないのだ。

 

思い込みを、1つずつ壊していこう。

 

 

今日は19:31分に退勤。

明日も早く帰れるように頑張ろう。