よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

緊張をほどいてくれる人

こんにちは。せかい工房です。

 

今年30歳です。

高校教員をしています。

 

一昨年に転勤先で適応障害になり、半年休職して、その後復帰しました。

 

 

復職2年目が始まりました。

 

 

保護者への連絡、教員への連絡、会議の資料作り、教員への根回し、部活の付き添い、そして授業の準備。。。。

 

 

気づかないうちに、ものすごく緊張していたようです。

 

ちゃんとやらなきゃ、舐められないようにしなきゃ。。。と。

 

そして、とある生徒の遅刻に対してものすごく厳しいペナルティーを与えようとしていたとき、ベテランの男性教員に言われました。

 

 

「厳しさはもちろん必要だよ。

でも、1番は生徒が楽しく学校に来ることだ。

 

厳しく指導して、本人は少し頑張ろうとしているんだろう?

 

だったら、遅刻をしていたとしても、猶予期間として今は応援してあげたらいいんじゃないか?

 

だって、俺だって同じこと言われても3日で忘れるし、厳しいことから逃げたくなるもん!

 

それは先生だって、同じだからさ。

 

その遅刻する子はね、もっと喋りたいって言ってたよ。

 

人見知りだから伝わりにくいけど、本当は自分の気持ちを言いたいし、誰かともっと話したい。

 

だから、あなたがまずは1番の話し相手になってあげたらいいんだよ。」

 

 

それを聞いて、肩の荷が下りた。

 

そうか。

 

遅刻指導、失敗してもいいのか。

 

試行錯誤で、やればいいのか。

 

4月からいきなり完璧じゃなくてもいいのか。

 

 

彼はそのまま続けて言った。

 

「でもさあ、押しても引いても、本当にな、生徒ってうまくいかないんだよ。

 

あはは。

 

でもな、それがおもしろいんだよなあ。

 

でもうまくいかないんだよなあ。

 

あはは。」

 

 

すごいなあ。

 

生徒とうまくいかないことも、おもしろいって言えること、そして、それでも、うまくいかないんだって言えること。

 

 

清濁併せ呑んでこれまでやってきた姿勢がわかる。

 

 

彼は、誰かの悪口を言わない。

 

もちろん、あの教員は困った奴だ、とかは言うけど、影で陰湿なことは言わない。

 

 

すごいなあ。

 

 

自分と正反対の人。

 

 

今日、その人と話せてよかった。