よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

依存しそうになったら少しずつオフする

こんにちは。せかい工房です。

 

今年30歳です。

高校教員をしています。

 

一昨年に転勤先で適応障害になり、半年休職して、その後復帰しました。

 

 

復職2年目が始まりました。

 

 

もうこいつは復職して大丈夫だと思われているのか、みんなバンバン仕事をふってきます。

 

 

あなた、この間まで配慮してあげたじゃない?

だから、もう大丈夫だよね?

 

 

そんな視線を感じます。

 

 

こうやって、教員って生かさず殺さず使われていくんでしょう。

 

 

この間、苦手な先輩教員に仕事のお願いをしました。

 

 

彼が昨年度までやっていた仕事で、私が引き継いだものでした。

 

 

どうしても自分では自信のない内容だったので、その部分だけ変わってほしいとお願いしたのです。

 

 

そしたら、

「そうやって、できる人がやればいいっていう考え、筋が違うんじゃない?」

 

 

「あなたは、僕ができるって思ってるかもわからないけど、僕だって最初はすごく調べたし、1からのスタートだったんだよ。」

 

 

「それを、勉強もしないで僕にお願いするのは、筋が違うと思う。」

 

 

「そこであなたが勉強するつもりもない、勉強するだけの時間もないんだったら、そこまでのレベルの仕事でこなすしかないじゃない。」

 

 

「そうやって、自分の時間とか精神力を犠牲にする覚悟がないなら、そんな仕事引き受けたらダメなんじゃない?」

 

 

なんだか、とても辛い気持ちになりました。

 

 

 

別に、仕事を振ったのは、筋だとか、そんなことじゃない。

 

 

純粋にできないから頼んでいるのだ。

 

 

もちろん、彼は体力もあり仕事もできるから、大変な仕事が降りかかってきてイライラしていたのもあっただろう。

 

 

 

でも、私は助けて欲しかったし、それ以上に褒めて欲しかった。

 

 

その仕事は、彼がこれまでやってきたことで、彼の後に誰も引き受け手がいなかったから、私に回されてきたのだ。

 

 

だから、私は彼にわかって欲しかった。

 

 

大変な仕事、引き継いでもらってたね。

慣れない仕事、大変だよね。

お疲れさま。

僕は申し訳ないけど、その仕事は家庭の事情でどうしてもできないんだ。

僕はこうやって勉強してきたから、あなたもこうしてみたら?

あと、何かわからないことがあったら聞いてね。

 

 

ここまで優しくなかったとしても、同じ仕事で同じように悩んだりしてきたはずなのだから、それに対してねぎらいの一言でもかけて欲しかった。

 

 

俺も苦しんだんだ。

お前も苦しめよ。

 

 

そう言われているような気がしてならなかった。

 

 

もう、彼に助けを求めることはないし、私から話しかけることもないだろう。

 

 

二度と話したくないし、顔も見たくない。

 

 

彼の厳しさの中には、人の甘えを許さない、という強い気持ちを感じた。

 

 

担任もやってないくせに適応障害になって、難しい仕事もせずに管理職に配慮されている私に対して、たぶん不満に思っているのだろう。

 

 

お前みたいなお荷物がいるから、俺みたいに仕事がそこそこできるやつに仕事が回ってくるんだ。

 

 

お荷物なりに努力してから物を言えよ。

 

 

 

意地悪な見方ですが、たぶんそんなことを考えていると思います。

 

 

 

すごく嫌な気持ちになって、その日はイライラしていました。

 

 

その夜、優しい彼氏が家に来てくれました。

 

私の愚痴をふんふんと聞きながら、いつも通り穏やかな顔をしていました。

 

 

そんなとき、私は彼にお願いをします。

 

「頑張ってるね、って褒めて。

 

先生はね、毎日生徒のいいところを褒めようと頑張っているのに、先生のことは誰も褒めてくれないんだ。

 

きちんとして当たり前、しっかりして当たり前、生徒を大事に思って当たり前。

 

だから、誰も褒めてくれないの。」

 

 

そう言うと、彼はいつも少し笑いながら、「頑張ってるね」と褒めてくれる。

 

 

最近、彼にどんどん依存しているような気がする。

 

本当は、「適応障害から復帰して、一年経って、私なりに必死にやってきた。

 

でも、そのことについて職場の人は誰も褒めてくれない。

 

一年頑張ることは、確かに仕事してる人には普通のことと思う。

 

でも、私は去年の4月から、めまいと戦い、空きコマは休養室で倒れるように寝て、なんとかここまできた。

 

 

それに対して、みんな、別に何も思わない。

 

それどころか、去年できたんだから、今年もできるよね?って顔してる。

 

私だって毎日綱渡りなのに。」

って言いたい。

 

 

でも、ここまで言ったら彼はきっと困ると思うから、何も言わないことにしている。

 

 

1人の、ゆっくりした時間がそろそろ必要なのかも。