よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

②他人の課題を切り捨てる実践の続き

昨日、ある生徒をひどく叱った。

 

再三言い続けて来た提出物を出さなかったのだ。

 

アドラーの心理学によると、

 

怒りは自分の目的を達するために利用しているにすぎなくて、生徒のためを思って叱ったのでもなく、ただただ私が「叱りたい、怒りたい」と思ったからだそう。

 

 

相手を自分の言うことを聞かせて、自分が上だと見せつけたかったというのが真の目的ということになるのだろう。

 

 

私の学校はいわゆる困難校であり、発達障害の生徒もたくさんいるし、おそらく知的障害と診断されてもおかしくないIQの生徒もたくさんいる。

 

 

 

そんな生徒に対し、提出物を出さなかったことについて「あれは彼の課題だから、私には関係ない」と言い切っていいのだろうか。

 

 

期限内に書類を出す。

 

 

社会に出るにあたって、基本的なことだ。

 

その生徒は3年生で、4月から働くというのに、提出物は出ない、毎日遅刻する、朝起きられない。。。。

 

もう、働いたらすぐクビになるのが目に見えるような生徒なのだ。

 

 

彼のために、日々の細々したこと、でも、大切なことを1つずつ習慣化させていかなければならないと私は思っている。

 

 

普通だったら、「困るのは自分だし、それは彼のタスクなのだ」と片付けることができる。

 

 

でも、彼は、普通の高校生じゃないかもしれない。

 

社会的に、今後福祉のヘルプが必要な生徒かもしれない。

 

 

そんな生徒に対して、私はどうしたらいいのだろう。

 

 

究極的には、それは彼のタスクで、言うなれば、彼と彼の家族のタスクであって、私のタスクではない、と言うことができるだろう。

 

 

それでも、それにしても難しい。

 

 

そう思いながら、モヤモヤして出勤したが、相変わらず彼は遅刻し、忘れ物もしていた。

 

 

ただ、厳しく叱ったことについて、あまり後を引くこともなく、普通に接してくれた。

 

 

まあ、彼は私が思ったよりも、何も気にしていないのだろう。

 

 

彼は、ガチャガチャ考えず、私が思い悩んだことも知らず、彼は彼のタスクだけを見ていたのだ。

 

 

だから、とりあえず今日はこれでいいことにしよう。