よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

和解 その2

私の大嫌いな生徒は2人いる。

 

1人はよく遅刻するやつ。

 

その子とは、9月に和解した。

 

今は全然嫌いじゃない。

 

 

そして今日は、もう1人の子と和解した。

 

私の授業にいつも「頭痛」

 

という理由で遅れてきて、

 

私語ばかりする男子。

 

お前、絶対に頭痛じゃないだろ。

 

って、ずっと疑ってた。

 

この間は私がブチ切れて

 

みんなの前で見せしめのように

 

叱りつけた。

 

 

 

担任にも報告したら、

 

その子はやはり

 

実際に頭痛が多い子とのこと。 

 

私が、「お前の頭痛嘘だろ」って

 

疑ったことに対して

 

ついカッとなってしまった、

 

と担任には言ってたみたい。

 

 

 

知るか!と思った。

 

大嫌いってずっと思ってた。

 

 

 

でも、実際に頭痛で悩んでいるなら、

 

例え時には嘘ついてたとしても、

 

いや、完全に嘘ついてたとしても、

 

教員には、

 

あえて騙されてないといけない時がある。

 

生徒を信じてるって、

 

明らかに嘘でも

 

信じてるって、伝えないと

 

いけないときがある。

 

 

 

だから、

 

いつかは私から頭痛の件について

 

謝らなきゃってわかってた。

 

 

 

 

それから、テスト期間に入って

 

授業がなくなった。

 

でも、この2学期中間テストで

 

私が課題として出したプリントを、

 

彼がいつもは出さない提出物を、

 

今回は出したのだ。

 

 

 

ああ、これは和解のタイミングだなって

 

思った。

 

 

テスト明けの授業で、

 

私から彼に伝えた。

 

 

 

「この間、担任の先生から、

 

あなたは頭痛があるって聞いた。

 

疑ってごめんね。」

 

 

彼は、目を合わせずに

 

横を向いて

 

ちょっと笑いながら

 

「はい、はい、はい、」と

 

小さく頷いた。

 

小馬鹿にしたような態度にも見えたが、

 

私に対して反抗してた彼の

 

精一杯の照れ隠し、

 

ということもなんとなくわかっていた。

 

 

「あなたが出した提出物は、

 

少し不十分なところがあった。

 

そこさえ直せば、

 

平常点は上がる。

 

直さなければ、点が下がる。

 

ちょっとここを直すだけでいい。

 

できそう?」

 

と聞くと、

 

「はい。」

 

としっかり返事してた。

 

 

 

 

うん、いい和解だったと思う。

 

 

 

 

なんかそれで気が抜けて、

 

いい意味でリラックスしたのか

 

部活のときも

 

苦手だった強気な女子と

 

ちよっと心開いて話をすることができた。

 

 

 

 

大変だけど。

 

 

歯車は、

 

いい方向にまわってる。

 

 

 

つかれたーーーーー