よい子のやめ方練習帳〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

助けてもらうのに、気分が落ち込む

部活なんとか終わった。

 

思ったより、みんなちゃんと頑張ってた。

 

ベテランの体育の先生が

 

様子を見にきてくれて、

 

「あなたみたいな若手をね、

 

支えて行くシステムって

 

うちの学校にまだまだ足りないから、

 

困ったことあったら相談して。

 

ちょくちょく飲みにいって、

 

いろんなことみんなで相談したり、

 

あなたしてないでしょ?

 

やっぱり、そういうの、大事ですよ。

 

また、誘うんで

 

みんなで飲みに行きましょう!」

 

 

と言ってくれた。

 

 

 

その先生は

 

ちょくちょく私のことを

 

気にしてくれて、

 

部活がうまく行かない時も

 

かげながら時々のぞきにきて

 

生徒に話しかけていってくれたりして、

 

口先だけではなく、

 

頼れば本当に助けてくれる、

 

そういう覚悟のある人だ。

 

 

 

そのぶん、

 

励ましてくれる気持ちが重い。

 

その期待に応えたいけれど、

 

応えられる気がしない。

 

 

アドバイスや心構えを教えてもらっても、

 

実践できる気がしない。

 

飲み会に誘われても、

 

くるのはきっと若手の

 

体育の先生たちも一緒だろうし、

 

そんなキラキラしたところに

 

病み上がりの自分が入って

 

微妙な空気にしてしまうのが怖い。

 

 

一年前も、

 

キラキラ先生たちに

 

若手会に誘われて飲みに行ったけど

 

見事に自分が浮いていて、

 

誘ってくれた先生がちょっと困ってた。

 

みんな優しいから

 

私にちゃんと話題を振ってくれるんだけど

 

気を遣われていることは

 

一目瞭然で、

 

二度とこんな惨めな気持ちには

 

なりたくないな、と思った。

 

 

誘ってくれたキラキラ先生も、

 

これはまずかったな、と思ったのか

 

次から全く誘われなくなった。

 

 

 

 

就職するまで、

 

自分は明るい人間だと思ってた。

 

 

わいわい飲み会したりするのが

 

好きなタイプだと思ってたし、

 

盛り上げるのも嫌いじゃなかった。

 

 

わりと、キラキラしてる側と思ってた。

 

 

でも、働いて見たら

 

全然そんなことなくて、

 

なんかみんなと少しノリが違うし

 

無理してる感じがあるし

 

もうこの歳だから

 

合わせることはできるけど

 

心から笑う飲み会ってなかった。

 

 

 

ベテラン先生、ごめんね。

 

 

たぶん私、

 

助けがいのない人間だし

 

助けられる価値もない気がする。

 

 

この問題を

 

解決しようっていう

 

プラスの気持ちがもうないし、

 

飲み会も、

 

みんなを困らせるだけだから、

 

やっぱり来年は顧問しないよ。