よい子のやめ方〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

昨日も部活、今日も部活、明日は仕事

今日は試合だった。

 

私の時間を割いて割いて

 

この1年やってきた部活。

 

外部コーチの手はずも整え、

 

試合の申し込みや登録もし、

 

私のポケットマネーだって

 

二万円は使ってきた。

 

 

 

でも、生徒は最後まで

 

私にたいしてどこか信頼感のないまま、

 

私も彼らに対して信頼することなく、

 

今年最後の試合を終えた。

 

正直、家に早く帰りたかった。

 

早く負ければいいとすら思った。

 

たぶん、そういう心根が

 

日々の中で滲み出ていたんだろう。

 

いやいややる活動には、

 

誰も感謝はしない。

 

 

私だって、いやいや関わられて

 

「面倒見てやった面する人」なんて

 

信頼できない。

 

 

 

私は私なりにやれることをやってきた。

 

でも、生徒たちからは感謝もされないし、

 

苦しさだけが残った。

 

その理不尽さにイライラすると同時に

 

生徒の気持ちもわからないではなかった。

 

誰にもどうすることもできない。

 

一番強く感じたのは、

 

仕事って楽しんだ人が勝ちだなってことと、

 

仕事は労働時間じゃなくて

 

うみだした価値に対して

 

対価が支払われるんだなってこと。

 

 

嫌々やってる人には誰もついてこない。

 

形だけ、練習時間だけつめこんで

 

「部活やってる風」にしたって

 

誰もうまくならない。

 

ワケわからん授業をずっと聞かせてるのと一緒。

 

 

私のこの1年の部活の運営は

 

部活の生徒たちにとって

 

授業で例えるならば、

 

教室に無理矢理閉じ込め

 

下手な授業を聞かせ続けてるようなもので、

 

それでいて、

 

マナーがなってないだの

 

尊敬が足りないだの

 

居眠り禁止だの

 

小言を言うつまらない大人にしか

 

見えなかったのだろうなと思う。

 

私も、競技のことを勉強しなかったし、

 

自ら練習に参加したり、

 

生徒と汗を流したりすることもなかった。

 

 

彼らには、

 

最低限のものだけしか与えられなくて

 

申し訳ないなあと思う。

 

スポーツが好きな人だったら、

 

メニューを変えてみたり、

 

やる気を引き出すコーチングを研究したり、

 

自発的に工夫しようとしているはずだ。

 

他の顧問の先生で、

 

バスケが好きで好きで

 

顧問になるために教員になった人がいて、

 

机にはいつもバスケの練習メニューの本があって  

 

YouTubeで練習メニューの動画を見て

 

作戦を練っていて、

 

試合の目標をたてたり、

 

ミーティングも毎週のようにしている。

 

 

それが、

 

生徒の気持ちを高めるし

 

生徒からの信頼や、部活のいい空気を作り出している。

 

労働時間じゃなくて、

 

生み出した価値に対して、

 

生徒の信頼や楽しさ=対価が

 

教員に支払われる。

 

(本来なら対価はお金であるべきだけど

 

部活顧問はお金なんてほとんどもらえないので。)

 

 

仕事は楽しんでのめり込める人が

 

価値をうみだすことができるのだと

 

心底思った。

 

自分がそうじゃないから、余計に。

 

ほんと、給料って「我慢代」じゃない。

 

我慢代にしては、低すぎるし

 

我慢だけの仕事は価値を生まないから

 

対価を支払う側には高すぎる報酬に感じる。

 

いいことなし。

 

 

ああ、あと思ったのは、

 

「自分に合わないなあ」って思ったことは

 

やっぱりやめといた方がいいんだなあってこと。

 

ルールとか、あんなに勉強したのに

 

大会の流れとか、あんなに引率してるのに

 

全然覚えられない。

 

 

好きじゃないから、情報を無意識のうちにシャットアウトしてるんだろう。

 

嫌いな勉強、嫌いな単元を何回学んでも

 

忘れてしまうことに似ている。

 

 

 

 

来年は、主顧問しない。

 

 

 

大会終わったから、

 

明日からの部活、またダレるんだろうなー。

 

その面倒見るのもしんどいなー。

 

 

 

ほんと、いやいややる仕事って生産性がない。

 

同僚からは、

 

「よくがんばってるよ!先生がちゃんと部活見てるからだよ!

 

先生のおかげだよ!」

 

なんて言ってもらえるけど、

 

部活で報われないと思うことが多すぎて 

 

「いやいや。それって、

 

部活指導がんばってるね、って言ってるけど

 

誰もやりたくない部活顧問してくれて

 

生徒のお守りをしてくれてありがとうってことでしょ?

 

託児所的な役割をしてくれて

 

助かってるよってことでしょ?」

 

なんて皮肉を言いたくなる。

 

別に、大会で優勝、とかそんなことじゃなくて

 

ほっとくとバイトしたり非行に走る生徒を

 

なんとか学校に縛り付けててくれて

 

助かってるよってことじゃん?

 

 

 

 

ああ、一年間やっても、

 

悪態しかつけない。

 

達成感もない。

 

強制労働が終わった、みたいな気持ち。

 

我慢大会が終わった、って感じ。

 

ほんと、いやいややる仕事って

 

価値をうみださないんだなあ。

 

私にとっても、彼らにとっても。

 

 

 

はやく、この学校から出られますように。

 

はやく、この学校が私のなかで

 

ただの過去になりますように。