よい子のやめ方〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

稽留流産⑤ 手術後の体調と気持ち

手術後は、つわりもなくなったこともあって

 

夫を百貨店やらエスニック料理に連れまわし

 

昼間はすっかり元気になったように見せかけ、  

 

夜になると「赤ちゃん帰ってくる?」と泣き出す

 

完全に情緒不安定の女になってしまった。

 

 

 

 

赤ちゃんが亡くなったことも辛かったんだけど、

 

「今年は産休に入る9月までしか仕事しなくていい」

 

「妊娠で部活顧問もほぼしなくていい」

 

という予定がすべて変わってしまったこと、

 

妊娠報告した人たちに、

 

流産報告をしなければならないことが

 

かなりしんどかった。

 

 

 

特に、仕事は

 

「この日まで頑張ればあとはおやすみ!」

 

とわくわくしていたこともあって、  

 

また体育祭やら文化祭やらの大嫌いな行事と

 

土日の部活指導の日々が始まるのか、と思うと

 

目の前が真っ暗になった。

 

こうやって書いていると、  

 

ほんとに部活のこと、嫌だったんだなー。  

 

 

あーあ。

 

 

 

 

やけくそみたいに外食していたからなのか、

 

術後3日目から謎の胃痛に襲われた。

 

朝、立ち上がると吐き気がする。

 

思わずゴミ箱に吐いてしまう。

 

胃が痛くて、吐いても吐いても

 

吐くものがなくなっても、

 

痛みが収まらない。

 

誰かが胃袋を握りつぶしているような痛み。

 

 

 

うなりながら寝ていると、

 

一時間後くらいにようやく収まる。

 

痛かった~、と、立ち上がってトイレに行き、

 

キッチンでお茶を飲んだら

 

すかさずまたあの胃痛が襲ってくる、

 

という繰り返しが丸二日間続いた。

 

 

 

手術の副作用?と思い、

 

吐きながら病院に聞いてみたところ、

 

「診察券の番号を教え下さい」

 

と言われ、リビングまで這いつくばりながら

 

財布をとりにいく。

 

それだけでも重労働だった。

 

結局、手術とは関係がない、胃腸炎かもと言われ、

 

原因はなぞのままだった。

 

でも、手術やらなんやらの中で

 

この胃痛が一番体がつらかった。

 

 内科の病院にいくためには、

 

起き上がらなければいけないんだけど、

 

体をタテにしたら吐き気がするし

 

座るだけでもアウトだし、

 

結局病院には行けずじまいだった。

 

ずっと横になっていたら自然と胃痛が消えていった。

 

 

 

夫は立てない私のために 

 

寝室にテレビを持ち込み、

 

夕食も布団の横で食べてくれた。

 

会社から何度も「体調大丈夫?」とラインしてくれた。

 

 

 

 

流産のことで単純に悲しめる私と違い、

 

夫は会社にいかなくてはならないし

 

情緒不安定な私がぶつけてくる不安にも

 

冷静に対処しないといけないし

 

家事もやらなければならなかった。

 

 

 

夫に、

 

「赤ちゃん死んで、泣いた?」

 

と尋ねたら、私の知らないところで

 

1人で泣いていたらしい。

 

感情をそれほど露にしない穏やかな性格なので、

 

泣いていたのは正直意外だった。

 

でも、夫も泣くくらい悲しかったことに

 

私は少しホッとした。

 

そして、夫は私の悲しみにいつでも寄り添ってくれて

 

私はずっとそれに甘えてばかりで

 

彼の悲しみを癒してあげられなかったことに

 

少し反省した。

 

 

 

手術後は、生理中のように出血が続く。  

 

子宮の内容物が全部出るまで

 

まだ少し時間がかかるようだ。  

 

 

 

次の妊娠は、生理を2、3回見送ってからにしましょうと言われた。

 

 

早く次の生理が来てほしい。

 

こんなに生理が来てほしいと思うのは初めてだ。

 

 

 

早く、赤ちゃんにまた会うために  

 

次に進みたい。