よい子のやめ方〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

妊娠してよかったことは、未来しか考えないこと

もうすぐ仕事が始まる。

 

流産後の検診でも、異常なしのお墨付きをもらい

 

もういつからでも働ける体になってしまった。

 

 

つわりもない。

 

電車やバスで、吐き気に戸惑いながら

 

座席を探すこともない。

 

駅のホームで走るサラリーマンやおっさんに

 

ぶつかって転ばないよう、

 

赤ちゃんを守るためによける必要もない。

 

栄養のあるごはんを食べなくてもいい。

 

お酒を飲んでもいい。

 

走ってもいい。

 

自転車にのってもいい。

 

 

 

 

久しぶりに得た自由はさみしい。

 

 

 

妊娠してよかったことは、

 

未来のことだけ考えられたことだった。

 

 

 

私は常日頃、

 

特に一人になると

 

過去にやってしまった失敗や

 

言ってしまった余計な一言などを思い起こして

 

「わあーーー!!!」と叫んだり

 

「死ねばいい。。。」と独り言を言う癖がある。

 

いつも、気づけば過去に囚われている。

 

 

 

 

でも妊娠しているときは、全然違った。

 

体のことを毎日考えていたし、

 

赤ちゃんの大きさのことや

 

出産のこと、

 

保育園のこと、

 

毎日毎日、未来しか見てなかった。

 

過去の自分の失敗なんか、

 

考える余裕もなかった。

 

今、そして未来しか見えないことは

 

なんて気持ちのいいことだったのか。

 

 

 

この年齢になると、

 

世の中の一通りのことは体験してしまう。

 

でも、妊娠、出産は

 

完全に未知の世界で、

 

不安もあったけど、

 

本当に本当に新鮮で楽しかった。

 

 

 

世界が変わる。

 

 

妊娠が発覚してから

 

たった3週間ほどだったけど、

 

毎日毎日本当に楽しかった。

 

気持ち悪くても、

 

体がだるくても。

 

 

 

流産してから、

 

また私は、ふとしたときに

 

過去の失敗や恥ずかしかったことばかり思い出す人間に戻ってしまった。

 

 

ついこの間まで、

 

過去なんか見向きもしなかったのになあ。

 

 

 

また未来だけ考えられる日がくるといいな。