よい子のやめ方〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

家事嫌いな私も家事好きになれる

「家事が好き」と言うのは抵抗がある。

 

なんか専業主婦みたい。

 

なんか、女らしさをアピールしているみたい。

 

こう思ってしまう自分は、

 

まだまだ母の影響を受けてしまっているんだなあと思う。 

 

 

私の母は26歳で結婚、

 

当時でいうとかなり晩婚だったし

 

父は婿養子として母の家にきたし、

 

そして共働きだった。

 

今から見たら、別に特別なことではないけど、

 

当時はかなりめずらしい存在だったらしい。

 

雇用機械均等法より前に働き、

 

両親の介護もやりながら

 

共働き、キャリアウーマン、そして母。

 

私の母世代でこの生き方をする人は、

 

今の女性よりもずっと大変だったと思う。

 

一昔前の価値観を持ちつつも、

 

現代のキャリアウーマン、ワーキングママと同じ働き方をして、

 

そういう世代の人たちがこまめに露払いしてくれたからこそ

 

私たちは今当たり前のように

 

さまざまな権利を享受できているのだと思う。

 

 

 

母はよく

 

「女も働かないといけない」

 

「家事は雑でいい」

 

と言っていた。

 

 

 

 

テレビや雑誌で

 

「丁寧な暮らし」「手の込んだ趣味」なんかを見ると

 

母はいつも

 

「こんなの、時間に余裕がないと無理!」

 

と一蹴していた。

 

暇な専業主婦だからできるのだ、とでも

 

言わんばかりに。

 

私は母に好かれたくて、

 

本当は私だって、パン作りとか

 

丁寧な暮らしとかしてみたいのに

 

「そうだよ、あんなのできるわけないよ」

 

といつも同調していた。

 

子どものときから、そうだった。

 

 

私は知らず知らずのうちに、

 

「家事を雑にするのがいい女」

 

「仕事してるのがいい女で、

 

専業主婦はいけてない女」

 

という謎思考に染まることになる。

 

 

 

謎思考にとらわれた理由は、

 

母に好かれたかったから、ということと、

 

苦労してきた母の人生を肯定したいから

 

であったように思う。

 

 

 

母世代の人たちは

 

女性のパイオニアだと思っているし

 

心から尊敬している。

 

 

 

だから、「家事が楽しい」と

 

思うことも、言うことも、

 

なんだか少し罪悪感があるのだ。

 

 

 

母におそるおそる

 

「料理、私は嫌いじゃない」と言うと、

 

「えーすごいね!えらい!

 

お母さんは苦手だけどね~。

 

料理好きって、すごいね!」

 

と、あっさり返してくる。

 

 

 

 

今となっては、

 

私はやっぱり働く女性は素敵だと思うし

 

専業主婦とキャリアウーマンなら

 

キャリアウーマンの方がなりたいと思うし、

 

それがもはや

 

「私自身の判断」なのか、

 

昔に染み付いてしまった

 

「母にすかれたいから選んだ判断」なのか

 

見分けがつかなくなってしまった。

 

 

 

母は私がどんな生き方をしようと

 

きっと肯定してくれる。

 

例え専業主婦でも、

 

家事が好きでも、

 

丁寧な暮らしをしても。

 

 

適応障害になっても、

 

鬱になっても、

 

子どもがいてもいなくても

 

結婚してもしなくても。

 

レズビアンでも、そうでなくても。

 

 

 

消して母は、いわゆる毒親ではないけれど、

 

母の思考回路というのが

 

母自身、意図したこともしなかったことも

 

いかに子どもに影響を与えるのかということに

 

ひやっとすることがある。

 

 

 

 

もし母に肯定されなかったとしても

 

好きなように生きていいことも

 

大人になった今ならわかる。

 

 

 

 

 

 

だから、自分に素直になって言うけど、

 

私はわりと家事が好きだ。

 

皿がきれいになると嬉しいし

 

晴れた日に洗濯したら気持ちがいい。

 

何より、常日頃「生徒」という

 

コントロール不可能な生き物を相手にしているから、

 

洗えばキレイになる皿、

 

焼けば火のとおる肉、

 

スイッチおせば動く洗濯機、

 

掃除機かければきれいになる床、

 

これらは自分でコントロールできるものだから

 

やっていて気持ちがいい。

 

やったぶんだけ進む。

 

 

 

 

独身のときは、

 

布団なんか干さなかったし

 

シーツも月に一回洗うかどうかだったけど、

 

今はちゃんと週一回シーツは洗う。

 

 

 

ただ、疲れていたら洗わない。

 

眠れたら、それでオッケー。

 

あれ、書いてて思うけど、

 

これくらいではあんまり家事好きとは言えないのかな。。。

 

 

 

「家事」と「女性」を変につなげるから

 

おかしなことになるのだ。

 

 

 

家事好きなのに家事嫌いって言ってしまうのは、

 

「本当はサーフィン好きだけど

 

サーファーみたいに明るいタイプじゃないから

 

サーフィン好きって言えない」と似てると思う。

 

 

別に内向的でもサーフィン好きかもしれないし

 

もくもくと波乗りしてたっていいのに、

 

活動そのものと、活動してる人の属性を変に結びつけてこじらせてしまう。

 

 

 

 

 

今日は洗濯機を2回もまわして

 

とても気持ちよかった。

 

 

 

また、自分の思い込みから

 

1つずつ自由になれたらいいな。