よい子のやめ方〜高校教員をやめるまでの道のり〜

よい子の人生を送ってきたけれど、ふとこのままでいいのか悩んだあなたへ。一緒によい子をやめる練習しませんか?

ダメスパイラル

結局、昨日家に着いたのは夜の11:00前で、

 

帰宅すると夫が鍋を用意して待っていた。

 

先に食べてね、と言っておいたのだけど、

 

ずっと待っていてくれたみたい。

 

 

 

夜、「早く帰るね。一緒に鍋しようね。」

 

と約束して、夫もめずらしく早く帰れて

 

あとは授業の準備を終えるだけだったのに。

 

 

約束を守れない自分、

 

授業準備を適当に切り上げられない、要領の悪い自分、

 

完璧主義の治らない自分、

 

完璧主義のくせに、頭が良くないから

 

時間をかけないと準備が終わらない自分、

 

夫を待たせてしまっている自分に

 

腹がたって腹がたって、

 

夫の顔を見た瞬間に

 

声をあげて泣いてしまった。

 

 

 

台所で鍋を温めなおしている夫のそばで、

 

足にしがみついて床に座りこんだ。

 

もう疲れきっていて、

 

このまま汚い台所の床で

 

寝転んでしまいたかった。

 

 

夫は頭をなでてくれて、

 

「鍋食べようか」とテーブルまで

 

手をつないで連れていってくれた。

 

 

小皿に肉と野菜をよそってもらい、

 

わあわあ泣きながら食べた。

 

涙が白菜の上にぽたぽた垂れていった。

 

 

 

何もかもに腹が立った。

 

 

 

こういうとき、

 

自分がコントロールできなくて

 

夫にすらあたってしまう。

 

「私はこんなに遅くなったのに、

 

なんであなたは早く帰ってくるの?!

 

なんで鍋を食べずに待ってるの?!!」

 

もちろん、こんなこと

 

声には出さないけど、

 

心の中で八つ当たりしてしまった。

 

 

たぶん、

 

自分が約束していたことが守れないことに

 

罪悪感をもちすぎて、

 

約束したことそのもの、約束した人に

 

「あなたとこんな約束さえしなければ

 

私はこんな嫌な気持ちにならずにすんだ」

 

と思ってしまうのだろう。

 

そして、こんな気持ちを

 

どう処理していいのかわからないのだろう。

 

 

 

 

でも、こんな態度は

 

あまりに理不尽だとわかっている。

 

相手は心配してくれて、

 

待っていてくれて、

 

ご飯までよそってくれる。

 

 

 

だから、素直にならなきゃ、って思う。

 

「約束したことが守れなくて悔しい」

 

「遅くなって疲れていてしんどい」

 

「授業準備できなくて悔しい」

 

「要領よくできなくて悔しい」

 

 

これは全部、

 

「自分」の気持ちにしか焦点があたってない。

 

だから

 

「遅いのに待っていてくれてありがとう」

 

「ごはんを作ってくれてありがとう」

 

「家にいてくれてありがとう」

 

 

と、相手への想いに気持ちをよせた。

 

そうしたら、少しずつ怒りも収まってきた。

 

 

そして、心を少し整理する。

 

 

 

「今日はとても苦しかった。

 

でも、今は夫とご飯を食べている。

 

苦しい1日は終わった。

 

あとは楽しいことしか残っていない。

 

夫と今いる時間を大切にしよう。

 

心配してもらったことに、

 

素直に、正直に甘えて喜ぼう」

 

と思った。

 

 

こうやって言葉にして、

 

大好きな人にさえ

 

当たり散らしそうになっている自分を

 

落ち着けてあげて、

 

素直になっていいんだと納得させてあげる。

 

自分で自分にOKを出してあげる。

 

当たり散らしそうになっている自分を

 

「こんな自分はダメだ」と叱るのではなく

 

「怒る必要はないよ、甘えていいよ」と

 

気持ちをシフトさせてあげる。

 

 

 

こうすると、

 

夫に素直に甘えられるようになった。

 

 

 

鍋を泣きながら食べていると

 

「おいしいね」と夫がつぶやいた。  

 

「うん」と返した。

 

 

 

 

寝たのは夜の2時だった。

 

 

 

 

今日はやはり仕事がつらくて、

 

休憩室で一時間寝込んでしまった。

 

腰の痛みと眠気と頭痛。

 

寝たら少しだけよくなった。

 

やはり、この季節は心が疲れるんだ。

 

 

 

大丈夫だよ、と自分に言ってやる。

 

もう倒れた日を越えられたよ。

 

よくやってるよ。

 

 

 

 

今は淡々とできることだけやっていこう。